住宅ローン問題支援ネットの高橋愛子です。
国土交通省が7月31日に発表した「2024年上半期および6月分の建築着工統計調査報告書」によると、持ち家戸数は過去10年間で最低の水準だったそうです。
長引くインフレや、建設資材・人件費の高騰で消費者の購入意欲が下がり、おまけに東京23区の新築マンション平均価格は1億円を突破して下がる気配がない。
さらに今、売り出し中の物件は実はとても少ない。少ないというか、出ればすぐに売れてしまう、需要と供給が追いついていない、常に足りない状態なんですね。
最低水準という結果もうなずける話だと思います。
その一方で、まだ住宅ローンの金利は安いわけです。だからタイミングよくいい物件に巡りあえれば、ローンで多少無理をしてでも買ってしまう。
ここ2~3年は、そんな方が非常に多いと感じています。
金利はいつ上がってもおかしくない
でも、そんな人生を賭けた争奪戦のような状況のなかで私がいつも思うのは、
「気持ちが高揚する時ほど、一旦冷静になって、〝身の丈〟を見直すことを忘れずに」
ということです。
家の購入は、ライフイベントのなかでもかなりの一大事です。価格も高く、
物件が少ないなかで好条件のものに運良く出会えれば、今なら金利も安いしフルローンを組めば大丈夫! 少しくらい無理をしてでも買いたい!
と盛り上がる気持ちもわかります。
ただ、今の価格の高騰は、言ってみれば異常事態。
金利も今はまだ低いですが、日銀がマイナス金利政策を解除した以上、いつ上昇してもおかしくはありません。
金利が少しでも上がれば不動産価格は下がることがあり、急な下落傾向になると、高価格をフルローンで買っている方は、
いざ、何かあった時にオーバーローンを解消できなくなってしまう可能性があります。それは、とても危険です。
先が読めない時代だからこそ
もちろん、その時の状況次第で対策はあるかもしれませんし、
先々のことを買う前から心配しても……、と思うかもしれませんが、
その「先々」が読めないのが今の時代でもあると思っています。
これから不動産の購入を考えている方は、
「気持ちの高揚と冷静さはワンセット!」
ということをぜひ頭の片隅に置いておいていただければと思います。
弊社では「住宅ローンが払えない」という相談はもちろんですが、購入前のセカンドオピニオン的なアドバイスも行っています。
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