こんにちは。
住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
コロナの影響で「住宅ローンの返済が厳しくなった」という方に向けて
ブログ↓を書いています。
・【コロナ対策】住宅ローンが払えない、ブラックリストに載るの?
急に起こった未曾有の事態。
3月、4月はパニック状態になった方も多いと思います。
当NPOにも3月、4月が一番相談が多かったです。
とにかく、返済が厳しいなら、「売却」「任意売却」「破産」「競売」ではなく、
一旦金融機関に相談して、この状況を乗り切りましょう。というのが私の考えでした。
またコロナが無ければ住宅ローンは払えていた、という方々ばかりなので、
「払えない」理由が暫定的で、そこまでの決断ができない、というのが現状でした。
そして、金融機関も金融庁からの通達により、かなり柔軟に返済猶予の相談に応じてくれている現状があります。
例えば、「3ヶ月間返済を猶予する」「半年間金利払いのみ」「完済年齢を〇年延長し、毎月の返済は軽減」などです。
でも、問題はこの先です。
ここからじわじわとコロナの影響で、確定的に「払えない」状況に陥ってしまう方が多くなってくると思います。
その段階になったら、なったで、選択肢はあります。
まずはパニックにならず、思考停止にならず、どうするべきか、を考えましょう。
さて、金融機関の返済条件の変更について、7/末に金融庁のデータの最新状況の更新がされました。
住宅ローンと中小企業向け融資の返済条件の変更の状況が公表されています。
過去データ↓
・【コロナ対策】住宅ローン返済条件の変更の状況について(3/10~3/末)
・【コロナ対策】住宅ローン返済条件の変更の状況について(3/10~4/末)
・【コロナ対策】住宅ローン返済条件の変更の状況について(3/10~5/末)
今回は、3/10~6/末までのデータです。
金融機関における貸付条件の変更等の状況について(7/末更新)
令和2年3月10日から令和2年6月末までの実績(住宅ローン)↓
5月末から約1ヶ月で、
・申込件数は、13,395件→18,691件で約1.3倍
・実行されたのは、5,506件→11,280件で約2倍
・謝絶されたのは、50件→140件で約2.8倍
・審査中は、7,103件→5,879件で約0.8倍(減少)
・取下げされたのは、736件→1,392件で約1.8倍
(取下げとは、金融機関側からではなく、債務者側からの取下げとのことです。)
謝絶されている件数は増えていますが、全体数からすると件数は少ないです。
審査中が減っているのは、スムーズに審査が実行されているということでしょうか。
実行された率は、98.8%と先月と同じ位の高い数字になっています。(審査中、取下げ除く)
ちなみに中小企業向けの融資の貸付条件の変更の実績は、
令和2年3月10日から6月末までの実績(中小企業向け融資)↓
5月末から約1ヶ月で、
・申込件数は、115,697件→156,059件で約1.3倍
・実行されたのは、77,744件→123,026件で1.5倍
・謝絶されたのは、148件→593件で約4倍
・審査中は、35,016件→28,232件で約0.8倍(減少)
・取下げされたのは、2,789件→4,208件で約1.5倍
です。
こちらも高い数字で、実行された率は、99.5%となっています。(審査中、取下げ除く)
コロナの感染数が急増する中、この先が見えないと不安な日々かもしれませんが、
金融機関は柔軟に対応してくれる現状があります。
「払えない」→「滞納」ではなく、やることは色々とあります。
「住宅ローンが払えない」「売却したくない」「任意売却したい」等、お気軽にご相談ください。
知識を備えるだけでも不安が解消されることもあります。
【8月の土日祝日無料相談会】
8月9日(日)
10:00~
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