こんにちは。
住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
2017年の目標を5つ掲げましたが、
その1つが、
「年間50冊以上の本を読む」
です。
本当は、100冊にしようかと思いましたが、
100冊だと月に8.3冊。
8.3冊はさすがに無理・・・ということで、
50冊の月4.1冊以上にしました。
4冊なら無理なく読めますね。
これを達成するために、ブログで読了報告をすることにしました。
今年、1冊目は、こちら↓
あなたを自殺させない: 命の相談所「蜘蛛の糸」佐藤久男の闘い
1,620円
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[あなたを自殺させない
命の相談所「蜘蛛の糸」佐藤久男の闘い]
朝日新聞の中村智志さんの本。
全国自殺率ワースト1位だった秋田県で、
自殺防止のNPO法人「蜘蛛の糸」を立上げ、
大幅に減少させた佐藤久男さんの生い立ちから活動を追ったドキュメンタリー本。
これは、お世話になっている税理士の先生から、
「高橋さんに必要な本だと思うので・・」
ということで頂いた本です。
読み始めると、内容が重いので、正直、自分が元気な時(精神的に)
にしか読み進めることができず、少しずつ、ゆっくりゆっくり、
言葉をかみしめるように読み進めていきました。
そのため、昨年から2,3か月、、やっと読み終わりました。
読み始めた当初は、
佐藤久男さんはどうしてここまでするのだろうか?
どうゆう思いでこういった支援活動をしているのだろうか?
と疑問に思いましたが、読み進めるうちに、自身の倒産経験や
自殺を考えるほどの鬱状態に陥った経験などが赤裸々に描かれており、
どんな思いで活動されているのか、というのが分かりました。
私も、住宅ローン問題から取り巻く様々な悩みを聴く立場の人間ですが、
相談を聴くということは精神力が必要であり、とても疲れてしまうことも多々あります。
ましてや「自殺」を考えているどん底の状態の人たちに寄り添い、
生きる希望を与えて、自殺を回避するという支援は、私には想像できても、
実際にできるか?と言われたらできないと思います。
でも、絶対に必要な支援活動であると本を読んで思いました。
私自身も、これまでに相談者さんの自殺を経験しました。
その時は、どうしようもない悲しみと自分が助けられたのではないか、
という後悔の念でいっぱいになりました。
しばらくは立ち直ることができずに、自分を責めました。
それだけ、一人の自殺で与える周りへの影響というのは図り知れません。
この本の中に
「一燈を提げて暗夜を行く。暗夜を憂うること勿れ。只だ一燈を頼め。」
という言葉があります。
現代語に直すと
「暗い夜路を提灯を提げて行くならば、暗夜を心配するな。
ただ一つの提灯を頼りにして行けば良いのだ。」
ということです。
悩んでいると、全部が絶望の闇になり、絶望感でいっぱいになります。
でも、少しの光が見えるだけで、人は進んでいこうと勇気が出て、
生きる希望となるのです。
「高橋さんは、その一燈をともす存在になって下さい」
とこの本をくださった税理士の先生はお手紙をくださいました。
本を読んで、佐藤久男さんのような、経験や実績はありませんが、
目の前の一燈をともす
ということならできるかもしれません。
全体の悩みを考えるより、目の前の悩みを一つ一つ、解決していき、
少しずつでも進んでいけるような希望を見出す。
そんな存在になりたいと思いました。
そして、自分自身の活動の指針にしていきたいです。
ゆっくり、じっくり読みましたが、今年の読了第一号はこの本だと決めていました。
やっと、読了しましたので、次の本に進みます。
事業再生のお仕事や人の相談を受けるお仕事をしている方には、
とてもおススメの本です。
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