こんばんは。(^O^)
高橋 愛子です。
今日は一日物件の調査でした。
移動は全て電車と徒歩。
うだるような暑さでしたが、何とか乗り切りました
今から査定書づくりです
さて、住宅ローンが払えなくなり、そのまま時間が経つと
ローンを借りている銀行から「競売」の申立てをされます。
競売は安値で落札される可能性があり、それに加え、
競売落札までの「遅延損害金」や「競売申立費用」
が加算され、借金が膨れ上がってしまうことがほとんどです。
この
「競売申立費用」とはなんでしょうか?
競売を申立てするのは、債権者(銀行)なのだから、
債権者が負担するんじゃないの!?
よく言われますが、違います!!!
債務者である、物件所有者に請求されてしまいます。
競売申立費用の中身は下記の通りです。
■予納金
これは、債権額によって異なります。
民事執行の手続きに必要な費用で、不動産鑑定手数料、
執行官への手数料、売却公告手数料などに使われます。
請求債権額が2,000万円未満の場合・・・60万円
請求債権額が2,000万円以上5,000万円未満の場合・・・100万円
請求債権額が5,000万円以上1億円未満の場合・・・150万円
請求債権額が1億円以上の場合・・・200万円
です。高いです・・はい。
■申立手数料
申し立てる1個の抵当権について4,000円の印紙がかかります。
2個だったら8,000円、3個だったら12,000円・・・・といった感じです。
■郵便切手代
実費です。裁判所が色々な書類を送るために必要になり、
事前に必要です。裁判所によって内訳や金額は違うようです。
■差押登記のための登録免許税
確定請求債権額の1,000分の4
2,000万円の債権額だったら、80,000円ですね。
以上がかかるため、競売で物件を売却したとして残債が残る場合、
かなりの費用が借金として乗っかってくるのです。
ただし、競売申し立て後に「任意売却」等で競売を取り下げた場合、
上記の予納金は戻ってきます。
競売の取り下げが早ければ早いほど、経費として使われていないので
多く戻ってくる可能性が高いのです。
そして、債務の返済に充てられることが多いです。
(もちろん債務が完済できれば、手元に戻ります)
一番良いのは、競売の申立てをされる前に「任意売却」をするのが
望ましいですが、競売を申立てされた後でも
債権者との交渉により、
「任意売却」をし、「競売を取り下げる」
ことは可能です!!
競売になってしまっている方でも、あきらめずにご相談くださいませ。