こんにちは。
住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
小規模事業者、中小企業の経営者の方にはぜひ読んでいただきたい本のご紹介です。
事業承継・再生コンサルタントの立石裕明さんの著書。
立石さんとは以前からお知り合いでしたが、本を出されたということで読んでみたら、
自身の壮絶な経験とその経験をもとに中小企業支援のために活動している内容に心を打たれました。
立石さんは淡路島の旅館の三代目として会社を継ぎましたが、阪神淡路大震災で甚大な被害を受け、
事業再生を実体験したそうです。そこから再生し、事業拡大、株式上場を目指すもリーマンショックになり、倒産。
そして会社と個人は破産をされました。
その後、事業再生を研究、ご自身の経験を活かし、東日本大震災の復興支援プロジェクトに参画。
今では、数多くの中小企業、小規模事業者の支援をする一方で、その大元から変えていくため、
経済産業省の中小企業政策審議会専門委員や中小機構全国本部人材支援アドバイザー等をされています。
小規模企業振興基本法の制定にも深く関わられた方です。
紹介が長くなりましたが、この本の冒頭、
「下町ロケットの佃製作所を中小企業ではなく大企業だと感じる人に向けた本です」
と書かれていて一気に共感しました。
私もドラマ「下町ロケット」は大好きですが、佃製作所は、中小企業ではなく、大企業だと感じていたからです。
この本は難しいことは一切書いておらず、とうちゃん、かあちゃんが切り盛りしているような小規模事業者に向けて書かれた本です。
「どんぶり勘定」
で何とかやれていること自体が凄いのだから、伸びしろは沢山ある!
という立石さん。確かに細かく計画していなくても何とか経営できている時点で凄いことですよね。
そんな経営者が少し視点を変えるだけで、劇的に良くなることがあるとのこと。
本の中に書かれていた「売上と利益の表」と「TTP」は早速取り入れたい手法で、
私も相談にこられた経営者の方々にアドバイスしました。詳しくはぜひ本を読んで欲しいです。
そして、本書の中に立石さんの壮絶な経営と破綻の経験談が盛り込まれており、
その壮絶な経験者が語るからこそ、説得力があり、勇気と希望が湧いてくる本でした。
先日、毎月参加している事業再生研究会で、立石さんが講師でした。
実際に聞く経験談は本当に壮絶さが伝わってきて、思わず息をのんでしまいました。
そんな壮絶な経験の時に比べたら今は本当に幸せだと語る立石さん。
経験者だからこそ、同じ苦しみの経営者の気持ちが分かる。だから今はできる限りの支援活動をしていくと
年間数十件のセミナーをされたり、精力的に活動をされています。
サインをいただきました↓
立石さんが毎週連載している新聞フジサンケイビジネスアイの記事がコロナで先が見えないという方に
参考になると思いますので、紹介します。
「不安との付き合い方」
(記事抜粋↓)
今あるお金は手元に残しておくべきである。
このようなときに大切なのは「鈍感力」である。やるべきことをやったら、思い悩まない。
やるべきこととは?
①借り入れを含めた資金繰り対策
②支出の抑制
③給付金をはじめとする行政施策の利用
④経営計画の立案
である。
先が見えないという不安は理解できるが、コロナ以前は先が見えていたかといえば、そうではないはずである。
「先が見えない」という不安はコロナ以前も今もかわらない。
漠然とした不安は、数字いすることで和らぐ。「強み」が明確になれば、さらにホッとするはずである。
3月頃には「ゴールデンウィークまでコロナ騒ぎが続いていたらどうなるか」と多くの人が心配していた。
しかし、すでに8月。何だかんだでここまできてしまったではないか。
それは今後も変わらない。楽観的に、粛々とやるべきことをやっていこう。
不安は常にある。今はやるべきことをやって、進むしかないですよね。
読みやすく、目からうろこ、元気が出る。そんな本です。経営者の方にぜひ読んでもらいたいです。
【8月の土日祝日無料相談会】
8月22日(土)
予約を終了しました。
8月23日(日)
10:00~
13:00~
15:00~
17:00~
8月29日(土)
10:00~
13:00~
15:00~
17:00~
8月30日(日)
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13:00~
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17:00~
※新型コロナウィルス感染予防のため、面談時は、マスク着用をお願い致します。
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