こんにちは。
住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
コロナの影響等で、「住宅ローンが払えない」というご相談が急増していますが、
まずは、今借りている金融機関に住宅ローンの返済について猶予してもらう、返済条件を変更してもらうなどの
相談に行くことをおすすめしています。
でも、
「銀行に行っても、返せ!としか言われないのではないか?」
「具体的に銀行はどの位相談に応じてくれるのか?」
というご質問を多く頂戴しております。具体的な事例はその都度お伝えしていますが、
先月5/6のブログ(【コロナ対策】住宅ローン返済条件の変更の状況について)
で金融庁が発表した金融機関の住宅ローンの返済条件の変更(3/10~3/31)の状況をお知らせしました。
令和2年3月10日から令和2年3月31日までの実績↓
数字で見ても、返済条件の変更の申込が断られている数が圧倒的に少ないことが分かります。
そして5/28付で、最新の情報が更新(3/10~4/末)されました↓
令和2年3月10日から令和2年4月末までの実績↓
約1ヶ月で
・申込件数は、1,028件→6,758件で約6.5倍
・実行されたのは、144件→1,423件で約10倍
・謝絶されたのは、8件→29件で約3.6倍
・審査中は、850件→5,058件で約6倍
・取下げされたのは、26件→248件で約10倍
(※取下げとは、金融機関側からではなく、債務者側からの取下げとのことです。)
です。
審査中が多いですが、謝絶されておらず審査されているので、今後は実行率が上がってくるということです。
また、注目すべきは、謝絶(断られている)されている件数は圧倒的に少なく、
98%が実行されているということです。(審査中、取下げは除く)
ちなみに「取下げ」は、金融機関側からではなく、債務者側からの取下げということです。
金融庁に確認してみましたが、詳細な理由は個人情報なので不明とのことですが、考えられるものとしては、
・他の金融機関での借り換えによる取下げ
・資金繰りが何とかなった場合の取下げ
・売却による取下げ
ではないかと思います。いずれにせよ、金融機関から断られたというものではないようです。
6月に入り、徐々に経済活動が回復してくると思いますが、第二波、第三波が来ると言われています。
住宅ローンが払えない場合は、まずは金融機関に相談をして、この危機を乗り切ることをアドバイスしています。
ただ、返済条件の相談は、必ずしも得をしているというわけではありません。
その分金利を多く払うことになったり、返済年月が増えてしまうこともあります。
問題を先延ばしにするだけで、負担が増えるという方は、場合によっては売却して賃貸に引っ越しするということも検討しなくてはなりません。
ただ、選択肢は一つではありません。沢山の方法からどのような方法が自分や家族にとってベストか?ということを
しっかり検討してから行動に移すことが大切です。
ちなみに、中小企業向けの融資の貸付条件の変更のデータも参考までにお知らせします↓
令和2年3月10日から令和2年3月末までの実績↓
令和2年3月10日から令和2年4月末までの実績↓
約1ヶ月で、
・申込件数は、26,592件→75,904件で約2.9倍
・実行されたのは、9,963件→41,688件で約4.2倍
・謝絶されたのは、33件→85件でで約2.6倍
・審査中は、16,367件→32,882件で約2倍
・取下げされたのは、229件→1,249件で約5.5倍
です。
こちらも、謝絶件数は圧倒的に少なく、申込して実行されたのは99.8%となっています。(審査中、取下げは除く)
この数字を見る限り、審査中が実行になり実行率が上がっていくことが予測されます。
未曾有の事態ですが、何とか乗り切るために知恵を絞り、行動に移すことが大切だと思います。
「住宅ローンが払えない」というご相談はお気軽にお問合せください。
6月6日(土)
13:00~
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