こんにちは。
住宅ローン問題支援ネット の高橋愛子です。
西日本豪雨の被害の甚大さに驚きと悲しみで本当に胸が痛い日々です。
どうか、一刻も早く復旧し、平穏な生活が戻ることをただ祈る毎日です。
私は何もできないですが、募金などできることからやっていきます。
(写真はいつかの富士山)
さて、お客様からのご相談
「住宅ローンが払えなくなってしまい、自宅を賃貸で出そうと思うのですが、
銀行にばれたら、一括返済を求められるのでしょうか?」
通常、住宅ローンを組んで買った家は、
自分が住むための住宅ローンなので、賃貸に出すことは原則不可です。
住宅ローンは、「自ら居住義務」といって自ら住むためのローンとして、
公益性があり、金融機関も金利を下げて貸出をしているからです。
安い金利で借りて、賃貸で収益を上げるために貸しているわけではないということです。
ただし、転勤などのやむを得ない理由がある場合は、銀行に届出をすれば、
一時的に賃貸に出すことは認めてくれるところがほとんどです。
では、
「住宅ローンが払えない」と言う理由の場合で、
安い賃貸に引越して、自宅を賃貸に出して返済にすることは可能なのでしょうか?
以前は、ほぼ認められず、賃貸で出していることが見つかると、
借入金の一括返済を求められたリ、高い金利の事業融資に借換えをさせられたりしていました。
ただし、今は金融円滑化法という法律の影響もあり、あらかじめ銀行が承認することを条件に
賃貸に出して賃料で返済に充てることを特例として認める金融機関も増えて来ました。
また、住宅金融支援機構(フラット35)は、収入減などの事情により住宅ローンが払えなくなった人が、
一時的に賃貸に出して返済をすることを認めています。
ホームページにも明記されています。金融円滑化の取り組みについて
(該当部分抜粋↓)
・住宅ローン
機構の住宅ローンにより住宅を取得して入居いただいた後の取扱いにつきまして、従来は、転勤、転職、病気などのご事情により融資住宅から一時的に転居される場合は、事前に留守管理承認申請書を提出いただいた上で、お認めしておりました。
しかし、一部のお客さまには、ご事情によらず住所変更届のみをご提出いただくことにより転居ができるようにしました。 これにより、住宅に入居いただいた後に、所得の低下によって返済が困難となった場合に所得が回復するまでの間融資住宅を賃貸し、その賃料収入により返済を継続することも可能となりました。
「住宅ローンが払えない」
「でもオーバーローンで売るに売れない・・」
と言う場合、任意売却という方法もありますが、
「賃貸に出して返済をしていく」
という方法もあるということです。
ですが、賃貸に出すにも費用がかかります。
貸すために
・リフォーム代
・賃貸の不動産業者に払う手数料
・賃貸が決まるまでの住宅ローン(家賃と二重払いになってしまう)
がかかりますので、ご注意を。
また、いくらで貸せるか?ということも明確に把握することが大切です。
費用をかけて賃貸に出したけど、思っていた賃料で貸せず、結局マイナスが住んでいるよりも上がってしまった・・・
という事もあります。それでは意味がありません。
また、注意しなくてはいけないのが、金融機関に相談にいくこと。
黙ってやってあとでトラブルにならないように注意しなくてはなりません。
あとは、低金利の住宅ローンで買って、最初から賃貸に出す目的の場合は、
金融機関を欺く行為で詐欺になります。詐欺は犯罪ですので、絶対にやってはいけない行為です。
実際に金融機関から刑事告訴され、警察に詐欺罪で立件された事例もあるようです。
「住宅ローンが払えない。賃貸で出したい。」
というご相談もお受けしています。
賃貸相場から、収支シュミレーションなどをさせて頂きます。
ご相談はお気軽にお問合せください。
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